NISAは10年後が大変!今から投資するメリットがない理由
運用益非課税だと注目されているNISAは今から運用するメリットなし!?
タケ
NISAの10年後について今回は考えていくよ!
もう一人のタケ
NISAは10年後が大変!
NISAの新規投資は2023年までで終了し、2023年に新規投資したものは2027年末でNISA口座での保有ができなくなります。
今から10年後に大きな変化が起こってくるのです(厳密には8年後)
- NISAは10年後が大変な理由
- NISAとつみたてNISAはどっちがいいの?
- 初心者向け投資は一体どんなのがある?
これらの点を今回は解説していきます。
目次
NISAは10年後が大変な理由
NISAは非課税枠がある制度ですが、10年後が大変です。
- NISAの新規投資は2023年まで
- 2027年までロールオーバー可能だが、その後は課税口座に移行するか移行前に売却
2027年で運用できなくなるので、その時にどうするかを決めないといけません。
売却する場合は利益が出ていないといけませんし、課税口座に移行する場合は文字通り税金が掛かってしまいます。
NISAで2028年損をするパターン
2027年で非課税期間の運用を終えて、課税口座に移す場合は以下のような損をすることがあります。
- NISAで運用している時に100万円の元本が取引で80万円に減ったとする
- 損切りしたくないので、2027年のNISA運用時に課税口座に移行
- 課税口座で80万円→100万円になると運用益20万円に課税
明らかに損なのがお分りいただけるはずです。
NISA口座で損をするケースもあることに注意しよう!
タケ
NISA口座に関してはかなり注意してやりたい。
もう一人のタケ
NISAは2027年までに必ず運用益を出さないといけない制度
NISAを使う際は2027年までになんとかして運用益を出さないといけません。
そうしないと2027年に売却か課税口座への移行の二択を迫れられてしまうからです。
NISAの運用で理想的な展開は
【NISA運用での理想的な展開】
- 2027年までに利益を出す
- 売却して運用益を非課税でゲット
という展開ですが、NISAの場合は利益を出すための猶予期間が短いことを理解しておく必要があります。
10年は結構長いじゃん!と思うかもしれないけど、案外長くない。
タケ
しかも、もっと運用期間が長いつみたてNISAという制度もできた。NISAは積極的な取引をしたい人向けの制度になったよ。
もう一人のタケ
NISAは10年後、つみたてNISAは20年後
NISAは10年後で終了となる予定ですが、つみたてNISAは20年後まで新規投資ができます。
- 国が選んだ投資信託に投資できる
- 2037年まで新規投資できる
- 2037年に投資したものは2057年まで保有可能(20年間)
つみたてNISAの方が長期にわたって投資でき、投資対象も国が選んだ投資信託に限られています。
なので、NISAよりもつみたてNISAの方が初心者向けの制度だと言えるんです。
つみたてNISAは長期にわたって積み立てできる
つみたてNISAでやることは
- つみたてNISA口座を開設する(楽天証券かSBI証券がオススメ)
- 審査待ち
- 審査に通ったら、積み立て設定をする
これだけで長期にわたって積み立て投資をすることができるので、10年後・20年後の資産を考えるなら、つみたてNISAの方が始めやすいと言えます。
10年後・20年後の資産を考えるなら、つみたてNISA。
タケ
じゃあ、NISAはどんな人に向いているんだろう??
もう一人のタケ
NISAに向いている人は?
初心者の方はつみたてNISAの方が向いていると書きましたが、NISAに向いている人はどんな人なのでしょうか?
NISA向けの人は以下のような特徴が挙げられます。
【NISAに向いている人の特徴】
- 株の売買などを通じて、より大きな利益を狙っていきたい人(その分リスクも大きい)
- 長期ではなく、5年以内に資産を拡大したい人
つみたてNISAよりもリスクを取って、5年以内の短期で投資していきたい人がNISA向きだと言えますが、難易度はそれなりに高いです。
株の売買で稼ぐためにはそれなりの知識がいるので、初心者の方にはつみたてNISAをオススメします。
つみたてNISAよりも短期間で資産を大きく増やしたい人が活用したいのがNISA。
タケ
何度は高いけど、挑戦したい人は活用する価値あり。
もう一人のタケ
NISAとつみたてNISA口座はどちらか1つしか開設できない
NISAとつみたてNISA口座はどちらか1つしか開設できません。
両方開設することはできませんので、注意する必要があります。
運用するかしないかは別にして、口座開設をするだけだったらお金は掛かりませんし、口座開設だけしておくと後々便利です。
口座開設方法は以下の記事に載せてますので、参考にしてみてください。
【口座開設方法に関する開設記事】
楽天証券でつみたてNISAを始める方法(楽天ポイントを活用したい人向け)
SBI証券でつみたてNISAを始める方法(Tポイントカードを活用したい人向け)
※ NISA口座を開設する場合は「NISA口座を開設する」を選択するだけで、あとはつみたてNISAと同じ手順で開設できます。
初心者の方はつみたてNISAに向いているよ。NISAは短期的に利益を得たい人向けで、難易度は高い。
タケ
でも、長期投資は少し怖いな・・・短期で始められて初心者向けな投資はないの?
もう一人のタケ
短期でできる初心者向け投資
つみたてNISAは長期投資が前提になってるし、NISAは短期でもできるけどなかなか難しいし・・・
そんな人が比較的短期かつ取引の負担が少ない投資をまとめました。
リスクのない投資はありませんが、少額で始められて「損失を最小限にできる」ものをここでは見ていきましょう!
1万円以内でできる投資
今は1万円以内でできる投資も誕生しています。
1万円以内であれば、仮に損失になったとしても1万円か1万円以内の損失額になるので、そこまで大きなリスクではありません。
株やFXなどは数万円〜数十万円の投資額が必要になってきますが、1万円という少額で投資がどんな感じなのか経験できるのはそれなりのメリットがあります。
1万円以内でできる投資で、実際に私タケが投資しているものは
【1万円以内で投資できるもの】
- 【少額投資】funds:1円から運用できる。運用期間は1年前後の案件多め
- クラウドバンク:1万円から運用できる。運用期間は1年前後のものが多め
これらの投資は1万円以内で始めることができ、運用期間も1年前後。
最初の投資体験としては金額・運用期間ともにコンパクトで、タケも1番最初はクラウドバンクへ1万円投資しました。
これらの少額投資に関しては別記事もありますし、公式サイトからも詳しい情報を知ることができますので、参考にしてみてください。
1万円で投資できるものも最近は増えてきているよ。
タケ
初心者の方はまずコンパクトな投資から始めていくことも選択肢の1つだよ。
もう一人のタケ
まとめ:NISAは10年後が大変!今から投資するメリットがない理由
NISAは10年後に
- 売却する
- 課税口座に移行する
この2つを選ばないといけなくなります。
思った以上に税金が掛かってしまったり、NISA口座を使うことによって損をするケースもあるので、利用する際はメリット・デメリットを確認して運用するようにしましょう!
【ポイント】
- 長期的に積み立てできるつみたてNISAが初心者向け
- NISAは株取引などでやや大きめの利益を出したい人向けだが、やや難易度は高い
- 今は1万円・運用期間1年でできるコンパクトな投資もあるので、そこから始めるのも1つの方法(【少額投資】funds・クラウドバンク)
投資は自分に合ったスタイルを見つけることが大切。
自分のスタイルを確立して、より効率がいい運用をしていけるようにしましょう!